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このページでは、みなさんから寄せられたご質問にお答えしています。

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51歳の主人ですが、黒目のすぐ横が突

然真っ赤になりびっくりしました。痛みはないとのことですが視力とかに影響はありますか?また主人は高血圧気味ですが、血圧と関係はありますか?

    これは結膜下出血と思われます。白目の部分には結膜という透明な膜があります。そこには細い血管がたくさんあり、しかも表面に露出しているのでちょっとしたことで切れて出血を起こし、目が真っ赤になります。見た目に目立ちますし突然起こりますので心配になりますが、たいていは1〜2週間で自然に消えていきます。また、結膜下出血そのものは視力などの目の働きに対しては、全く無害の現象ですからご安心ください。
 結膜下出血が起きる原因はさまざまで、はっきりしない場合も多いですが、この方の場合は高血圧があるとすれば、断定はできませんが高血圧と関係したものであることも考えられます。血圧が急に高くなると、結膜下出血を起こす事があるからです。この場合には高血圧が本当にあるかどうか、その性質がどういうものかをよく調べる必要があります。早い機会に専門医の診察を受けられることをお勧めします。
   
 
3歳の子供が遠視と診断され、眼鏡が必要だと言われました。どうしても眼鏡をかけなくてはだめなのでしょうか。眼鏡をかけずに治療することはできませんか。

    小さなお子さんにに眼鏡をかけさせるのは、子供もいやがるし、かわいそうだと思われる親の気持ちもわかりますが、ぜひきちんと検査を受け、合った眼鏡をいつもかけるようにして下さい。というのは治療をせずに(眼鏡をかけずに)おくと、斜視や弱視になる恐れがあるからです。
 遠視は遠くからきた光が、網膜の後ろの方で焦点を結ぶ状態です。遠視があるとものを見ようとするときに、網膜の上で焦点を結ぶためにその分だけ余分にピント合わせをしなければなりません。近くを見るときには、さらに強くピントを合わせる力が働き、目が内側に寄ってしまう内斜視になる事があります。そして斜視があると子供の視力の発達に悪影響を及ぼす恐れがあります。
 子供の視力は、目の網膜の中心部にピントの合った像が写り、それが脳によい刺激となって発達します。ところが遠視や斜視があると、その目はピンボケの像となり、よい刺激がいきません。すると視力の発達が悪くなり弱視になることがあります。弱視になってからでは視力が発達していないので、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても良い視力が得られません。弱視にならないためにも、合った眼鏡をかけることが大切です。
 幼児期の視力の重要性を考え、必ず3歳時検診を受診し、日常生活の中で少しでもおかしいと思ったら、眼科医に相談してください。
   
 
緑内障は気付かぬうちに徐々に進行して、時には失明することもあると聞き、心配になります。治療法や予防法は?

    緑内障は眼球内の圧力の上昇によって視神経が損われ、視野(見える範囲)が少しづつ狭くなっていく病気で、推定患者は40歳以上の30人に1人位と言われています。急性と慢性があり、この場合は慢性緑内障だと思われます。また最近では正常範囲の眼圧の方にも緑内障が増加しており、注意が必要です。
 この病気は自覚症状なしに始まるのが特徴です。理由は病気の進行がゆっくりな事と、視野が狭くなっても視力は変わらず、初期の頃は見づらく感じない為です。
 慢性緑内障で1度狭くなった視野は元通りに回復させる事ができません。ですから治療の目的は病気の進行を抑える事です。眼圧を正常な状態に保つ為に目薬を継続して点眼し、定期的に視野検査を行います。点眼薬で十分な効果が得られない場合は、レーザー治療や手術療法を行います。きちんとした治療を続けていけば、失明する事はありません。
 慢性緑内障の予防は早期発見・早期治療です。視力のよい方も含め、40歳を過ぎたら眼科で総合的な検査を受けられることをおすすめします。初めて老眼鏡を作成する時など受診のよい機会でしょう。
 
   
 
目の白目の中に、赤い傷が5〜6年前からあるのですが、これは何でしょうか?
また、目の手術で治るのでしょうか?

    赤い傷とありますが、白目(結膜)の血管と思います。水平方向にあることが多 く、1〜2本程度なら特に 病気ということはありません。あまりに気になるようで したら一度眼科医に診てもらって下さい。    

 
以前使い捨てのソフトコンタクト(2週間タイプ)を使用していました。その頃 に目の異常を感じ眼科受診 したところ、目の表面に無数の傷がついていると言われ使用を中止しました。 傷が治り、再びコンタクト をつけようとしましたが、目がしょぼしょぼしたり異常な疲れが出てきてしま い使用を断念し、現在は 眼鏡です。それ以来、仕事中(PC使用)は常に眼精疲労に悩まされ続けていま す。 同時期に目の前に黒いもやもやしたものが飛び始め、飛蚊症と診断されました。 最近、目の疲れは 軽減されましたが飛蚊症は相変わらずです。 眼鏡と併用して再びコンタクトを使用したいのですが、ハードとソフトどちらが 良いのでしょうか? コンタクトをやめて2年経っています。

    コンタクトは涙液(涙)の上に浮いて角膜を傷害しないです。あなたはコンタク トレンズによる角膜傷害の 既往がありますので、先ず涙液の分泌能を調べてみる必要があります。涙液の分 泌が正常であれば コンタクトレンズは使用できますが、仕事中(PC使用)の眼精疲労も涙液分泌 不全(ドライアイ)の一症状です。 コンタクトレンズはハードレンズの方が安全ですが、現在は使いやすいソフトの方が多く使われている ようで、その分合併症が心配されています。 一度、医師に診ていただくと良いと思います。    
 
黄斑部繊維症の手術は、硝子体撤去と水晶体撤去を合わせてする必要があるので すか?
白内障は、0,1,2,3,4,5、で分類した程度では、1です。
@硝子体撤去のみする場合のリスクとメリット、デメリットを教えて下さい。
A硝子体と水晶体の両方を撤去する場合のリスク、メリット、デメリットを教 えて下さい。
昨年の10月に視力1.0が今年の5月に0.4に低下しました。それから ちょうど1ヶ月後の6月の 視力検査では0.5です。

    黄斑部繊維症(黄斑上膜)の手術では、硝子体の切除は必要ですが、水晶体を同 時に手術する必要はありません。
ただ、硝子体手術により白内障が進行することがありますので、日本国内では最 近同時に行う場合が 増えています。しかし、私の個人的な見解では白内障のない水晶体を取り除くこ とには反対です。
@の質問、硝子体手術のみの方がリスクは低いですが、もし白内障が進行した場 合はもう一度 手術をしなければなりません。
硝子体手術時の白内障の進行には年齢的な関係があり、一般に60歳以上の方では進行する場合が多く見受けられますが勿論全員ではありません。
   

 
20年ぐらい前から飛蚊症らしき症状があり、10年前、網膜の一部が弱くなっているとのことで、国立病院で冷凍凝固を受けました。その後、検診を半年に1回受けておりましたが 最近になって目に光りが飛び始めたので、 近所の眼科で検診を受けた(病院の予約を取ってなかったため)のですが特に異常はないと診断されました。その翌日、夕方から急に飛蚊症が増え始めたので、不安になり今度は町医者にも診てもらったのですが、やはり今のところ心配はないと言われました。目に光りが飛んだり、急に飛蚊症が増えた場合、3〜4日放置しておいても良いものか、また3日続けて瞳孔を開いても問題はないか(その後なんとなく老眼が進んだような気がしますので)教えて下さい。現在、まだ光が飛んだり、黒い物が気になる状態です。

    飛蚊症は目の中の硝子体が縮んで、後方の網膜から離れて来たときに起こります。この硝子体がもっと縮んで網膜を引っ張った時に光が見えます。網膜裂孔は、この硝子体の牽引で生ずることが多いので、違った症状が生じたら一度検査を受けて頂くのがよいとおもいます。瞳孔は三日や四日続けて開いても問題ありません。    
義母が目の病気のことで悩んでいます。病名は分からないのですが、網膜が萎縮して、視力が少しずつ低下する病気だそうです。このままだと、いずれ日常生活に支障をきたすのではないかと、非常に心配しています。考えられる病気はどんなものがありますか?

    最もポピュ−ラーな病気としては、網膜色素変性が考えられます。暗い所では見えない夜盲症を呈し、視野が狭くなって来ます。その他では、高度近視による網膜の萎縮も女の人に多い病的な状態です。この網膜が萎縮する病気は今の所は治す方法がありませんが、遺伝子治療や人工網膜の研究も進んでいますので、近い将来に役立つ日が来る可能性も否定できません。これからの可能性もお話して、あまり悲観されない様励ましてあげて下さい。      
先日、健康診断で眼底検査を受けました。結果表に「両網膜白斑」と書いてあり、いろいろな医学書を調べましたが、よくわかりません。一体どんな病気なのでしょうか? 高血圧性変化(H)は0、動脈硬化性変化(S)も0になっています。

網膜の白斑は一般には網膜の血管がつまって血流が低下し、網膜が酸素不足になった時とか、網膜の血管異常で血液の中の脂肪分が漏出し網膜内に沈着した時に見られます。高血圧動脈硬化の他に、糖尿病網膜症でよく見られるものです。この他にもいろいろな疾患に見られることがあります。
72歳の母についてですが、10年程前から糖尿病で、数年前に糖尿病網膜症と診断され、食事療法を中心に行ってきました。最近、テレビの字が見にくいとのことで眼科受診したところ「白内障」と「糖尿病網膜症(黄斑症)」であり、いずれ視力低下し文字が見えなくなるので、手術を行い1ヵ月程度の入院が必要と言われました。本人が手術と入院に抵抗を持っているのですが、他に何か治療法はないでしょうか?

初期の糖尿病網膜症の視力障害の主因は糖尿病黄斑症で、視力に大切な網膜の黄斑部に水が貯まって腫れる為に見ずらくなって来ます。以前はこの腫れた黄斑部にレーザー光を照射して治療をしていましたが、レーザー光治療の有効性は15〜25% 程度であることと、レーザー光治療は一種の破壊治療ですので、その影響も心配されていました。これに対し、硝子体手術は有効性が50〜60%程度とよいこと、また視力が回復した場合その視力の質がよいことなどから現在は第1選択手術になっています。勿論網膜と云う大変にデリケートな組織に直接触れて行う手術ですので、危険も伴いますが、視力回復の確率を考えると私も手術を第1選択と考え、多くの患者さんに行っています。
34歳の主婦ですが、4ヶ月前より左眼に突然黒い物が中心に出てくる飛蚊症に困っています。手術をしてスッキリ出来ればと考えていますが、近医ではリスクが高いので飛蚊症では手術しないと言われました。
格子状変性もあるのですが、手術でこの黒い物を取り除くことは可能でしょうか?また、手術で(入院日数など)、どこの眼科でも受けられるような手術でしょうか?


飛蚊症ではその混濁物を取り除く硝子体手術は一般には行いませんが、飛蚊症が大きくて邪魔になって困られるのであれば硝子体混濁の一種ですので、手術で取り除きます。硝子体手術は直接網膜に接した組織に対する手術ですので、この手術を専門にしている眼科医にしかできません。格子状変性もあるとすれば、網膜剥離の治療にも精通した術者の手術を受けられる洋画よろしいかと存じます。最近は入院日数は短くなっていて、2〜3日でよいかと存じます。
アメリカでは、飛蚊症のレーザー手術が行われていることを知りました。メリットとして安全で見え方が前の眼の感覚と変わらないと言う事ですが、日本では行っているまたは近々行おうとしている病院はありますか?

飛蚊症の原因の硝子体混濁物に対するYAGレーザーは効果なく、また網膜に近い部位にあれば網膜を傷めるため危険です。硝子体手術が一番安全です。